予約はこのアプリ、顧客台帳は紙や表計算、会計はレジや別のソフト。ペット事業者の現場では、業種を問わず、こうして道具がバラバラになっていることがよくあります。それぞれは便利でも、つながっていないせいで、同じ情報を何度も入力する手間が生まれます。
この記事では、特定のサービスを売り込むことはしません。当社は飼い主向けアプリ「わんケアlog」を自社で企画・開発・運営していますが、予約や会計のサービスは売っていないので、「つなぐ必要はない」も正直に書けます。システム連携の考え方を、中立の立場で整理します。
バラバラだと、何が起きるか
道具が分かれていて困るのは、主に次の2つです。
- 二重入力 — 予約が入るたびに、顧客台帳にも会計にも同じ情報を打ち直す。件数が増えるほど、時間を奪われます。
- 転記ミスと食い違い — 手で写すと、名前や金額の打ち間違いが起きます。どれが正しいのか分からなくなり、確認にまた時間がかかります。
「忙しいのは繁盛しているから」ではなく、「つながっていないから」生まれている忙しさは、意外と多いものです。
「連携」とは、どういうことか
連携とは、片方に入れた情報が、もう片方にも自動で反映される状態をつくることです。予約が入ったら顧客台帳に自動で追加される、会計を締めたら売上が集計される、といった形です。
理想は、システム同士がAPI(データをやりとりする窓口)でつながっていることです。APIがあれば、リアルタイムに近い形で連携でき、人の手を介さずに済みます。
APIがないときの、CSV連携の現実
ただ、現実にはAPIが用意されていないサービスも多くあります。その場合は、CSVの書き出し・取り込みでつなぐことになります。片方からCSVで出して、もう片方に取り込む。手作業よりはずっと楽ですが、リアルタイムではなく、1日1回などのまとめて反映になります。
CSV連携で気をつけたいのは、項目の対応づけです。日付や電話番号の書式が片方と合わないと、取り込みで弾かれます。ここは、データの書き出し・取り込みの相性を事前に確かめておく部分で、乗り換えのときのデータの持ち出しやすさとも、つながる話です(データ移行の記事)。
どこから手をつけるか
いきなり全部をつなごうとすると、費用も複雑さも膨らみます。順番は、次のように小さく進めるのがおすすめです。
- まず、今のサービスの設定で足りないかを確認する — 連携機能が標準でついていることもあります。作る前に、ここを確かめます。
- いちばん手間な二重入力を1か所だけ選ぶ — 件数が多く、ミスが起きやすい所から手をつけます。
- 小さくつないで、効果を確かめてから広げる — 一度に全部ではなく、効いた所から育てます。
そもそも作るべきか、今のサービスで足りるかの判断は、SaaSで足りるか・作るべきかの記事も参考になります。
私たちの立場
トミースタジオは、特定の予約・会計サービスを売っていません。だから、まずは今のサービスの設定で足りないかを一緒に確認し、連携が本当に必要なときだけ、あいだをつなぐ仕組みをご提案します。なお、ペット事業者向けの受託実績はこれからで、まず小さく一緒に始める形をおすすめしています。開発は30万円〜、初回のご相談は30分・オンラインで無料です。
予約・顧客・会計の二重入力にお困りなら、連携の考え方からご相談いただけます。初回の30分はオンラインで無料です。
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