「アプリを作りたい」というご相談の多くは、よく聞いてみると、いま使っているサービスの設定を見直すだけで解決します。一方で、作ったほうがよい場合も確かにあります。

この記事では、特定のサービスを売り込むことはしません。当社は飼い主向けアプリ「わんケアlog」を自社で作って運営していますが、電子カルテや予約のSaaSは売っていません。だから「作らないほうがいい」も正直に書けます。SaaSで足りるのか、作るべきなのか、その分かれ目を整理します。

まず、SaaSで足りることが多い

予約・受付・リマインド・キャッシュレス決済といった機能は、動物病院向けのサービスがすでに充実しています。これらを自分で作ると、数百万円単位の費用がかかり(相場の記事)、作ったあとの保守も自分で抱えることになります。

「作らない」が、いちばん安くて速い、ということは珍しくありません。まずは今のサービスの設定で足りないかを確かめるのが先です。

それでも「作る」価値がある3つの場合

  1. 既存のサービスにない、独自の業務フローがある — どのSaaSにも当てはまらない、その病院ならではの流れがあるとき。
  2. バラバラのサービスをつなぎたい — 予約・カルテ・会計が別々で、二重入力が負担になっているとき。あいだをつなぐ仕組みは、既製品では用意されていないことが多い部分です。
  3. 自分のデータを自分で持ちたい — 顧客や診療のデータを、特定のサービスに預けきりにせず、自分の資産として持っておきたいとき。

迷ったときの、3つの問い

  • いまの不満は、今のサービスの設定変更で消えるものですか。それとも仕組みそのものの問題ですか。
  • 作る費用と保守(年15%目安)を払っても、毎月の手間の削減で元が取れますか。
  • その仕組みを、5年・10年と使い続けますか。短期で変わるなら、作り込みすぎないほうが安全です。

当事者だから、言えること

当社はわんケアlogを自分たちで企画・開発し、公開してからも改善を続けています。だから、作るのがどれだけ大変か、公開後の運用にどれだけ手がかかるかを、身をもって知っています。

その経験から正直に言うと、作ることが目的になると、たいてい高くつきます。本当に必要なものだけにしぼって小さく始め、使われ方を見ながら育てる。これがいちばん失敗しない進め方だと考えています。なお、動物病院向けの受託実績はこれからで、まず小さく一緒に確かめる形をおすすめしています。

作るべきか、今のサービスで足りるか。中立の立場で一緒に見極めます。初回の30分はオンラインで無料です。

アプリ開発のご相談・料金を見る