「紙のトリミングカルテを、そろそろデジタルにしたい」。こうしたご相談が、少しずつ増えてきました。紙のカルテは、探すのに時間がかかり、過去の仕上がりを振り返りにくく、スタッフ間で共有しづらいという悩みがつきものです。
この記事では、特定のサービスを売り込むことはしません。トリミングカルテをデジタル化するとき、何を残すと役に立つのか、どう進めると失敗しにくいのかを、開発者の視点で整理します。
デジタルにすると、何がうれしいか
- 写真で振り返れる — カット後の仕上がりを写真で残せば、「前回と同じで」の意思疎通がぐっと楽になります。
- 探す時間が減る — 名前や犬種で検索でき、来店時にすぐ前回の内容を出せます。
- 共有しやすい — 担当が替わっても、過去の経緯が引き継げます。
トリミングカルテに残したい項目
紙のカルテをそのまま写すのではなく、「次の施術に本当に使う情報」にしぼるのがコツです。
- カット履歴と写真 — 使ったクリッパーの番手、カットスタイル、仕上がりの写真。
- 皮膚・耳・爪のトラブル — 施術中に気づいた皮膚のあれ、耳の汚れ、爪の状態。写真が残せると、飼い主さまへの説明にも使えます。
- 使用したシャンプー・薬用ケア — 合う・合わないの記録。
- 次回への提案 — 「次はもう少し短く」「次回は肛門腺を」など、次につながるメモ。
作る前に、まず確かめたいこと
カルテ機能は、既製の顧客管理・予約サービスに付いていることが多い部分です。顧客台帳の記事でも触れますが、まず今のサービスでどこまで残せるかを確かめ、足りない部分だけを考えるのが近道です。写真の保存容量や、スタッフのスマホから入力しやすいかも、使い勝手を大きく左右します。予約と一緒に扱いたいなら、予約システムの記事もあわせてご覧ください。
当事者として、お伝えできること
当社は飼い主向けアプリ「わんケアlog」を自社で企画・開発し、運営しています。わんちゃんの体重や体調、写真を記録し、獣医師監修のPDFレポートにまとめる機能も作ってきました。「記録を続けてもらう」ことの難しさも、身をもって知っています。だからこそ、項目を欲張らず、現場で続けられる形から始めるのがよいと感じています。なお、トリミングサロン向けの受託実績はこれからで、まず小さく一緒に始める形をおすすめしています。
カルテのデジタル化、まず今のサービスで足りるか。中立の立場で一緒に考えます。初回の30分はオンラインで無料です。
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