生体を扱うペットショップでは、一頭ごとに血統や健康状態、ワクチン、販売の状況など、覚えておくべき情報がたくさんあります。紙やExcelで管理していると、情報が点在して探しにくい、転記ミスが起きる、といったお悩みをうかがいます。
この記事では、特定のサービスを売り込むことはしません。生体・個体管理をデジタルにするときの考え方を、開発者の視点で整理します。
個体ごとに持ちたい情報
一頭を軸に、次のような情報をまとめて扱えると見通しがよくなります。
- 血統:血統書の情報、親・生年月日などの基本情報。
- 健康・ワクチン:健康状態の記録、ワクチンや検査の履歴、次回の予定。
- 販売状況:入荷から販売までのステータス、価格、引き渡しの記録。
これらが一頭の画面にまとまっていると、接客のときも、あとから振り返るときも探す手間が減ります。
記録・台帳の保管という観点
ペットショップは第一種動物取扱業にあたり、生体の取り扱いにあたっては、仕入れや販売に関する記録、個体に関する台帳の保管などが一般的に求められます。デジタルで管理しておくと、こうした記録を残し、必要なときに取り出すのがしやすくなります。
ただし、保管すべき期間や様式などの具体的な決まりは、法令や自治体の定めによります。詳しくは所管の窓口や、行政書士など専門家にご確認ください。この記事では一般的な考え方にとどめます。
紙・Excelからデジタルへ、無理なく
いきなり全部をシステムにする必要はありません。まずは一番困っている部分——たとえばワクチンの予定管理や販売ステータスだけ——をデジタルにして、使われ方を見ながら広げていくのが安全です。入力の手間が増えると現場で続かないので、項目は欲張らず最小限から始めるのがおすすめです。
トミースタジオの立場
当社は特定の管理サービスを売っていません。だから「今のExcelで足りる」「作らないほうがいい」も正直にお伝えします。飼い主向けアプリ「わんケアlog」を自社で企画・開発・運営している(iOS公開済み、Androidは審査中)ので、健康記録のようなデータをどう設計し、どう運用するかを、当事者としてお話しできます。なお、ペットショップ向けの受託実績はこれからで、まず小さく一緒に始める形をおすすめしています。
会員や購入の情報とあわせて考えたい方は、顧客管理システムの記事やPOS・在庫連携の記事もご覧ください。
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