「予約や空室を一元管理したい。宿泊中のカルテもシステムにまとめたい。でも、いくらかかるのか見当がつかない」。ペットホテルを運営される方から、こうした声をうかがいます。相場を知らないままだと、届いた見積もりが妥当なのか判断できません。

この記事では、特定のサービスを売り込むことはしません。公開されている相場データと、費用を抑えるための考え方を、開発者の視点で整理します。

相場の全体像

ペットホテルに限った公開データは多くないので、一般のアプリ・業務システムの相場を目安にします。

  • スマホアプリ:取引データでは平均420万円、中央値290万円という調査があります(PRONIアイミツ)。
  • 規模別の目安:ノーコードやパッケージで組む小規模なものなら数十万〜300万円、会員管理・決済・外部連携まで作る本格開発は300万〜1,000万円台になりうるとされています(一創)。
  • 業務システム:予約や顧客の管理といった業務支援システムは、中央値で約184万円という整理があります(ソフトウェア開発のコラム)。
  • 運用・保守:作ったあとも、年15%程度の保守費用を見込むよう勧められています(PRONIアイミツ)。「作って終わり」ではありません。

ペットホテルで作るものと、規模感

費用は「何を作るか」で大きく変わります。ペットホテルでよくあるのは、次の3つです。

  • 予約の受付と空室の管理:部屋やケージの空きを見ながら予約を受ける部分。これだけなら小規模寄りです。
  • 宿泊カルテ:食事・投薬・体調・持ち物など、預かり中の記録。項目が増えるほど作り込みが必要になります。
  • 飼い主との連絡や決済:オンライン予約、事前決済、写真の共有まで含めると、中〜本格の規模になります。

全部を一度に作ると高くつきます。どこから必要かを、先に絞ることが大切です。

同じ要件でも、見積もりが倍ちがう理由

見積もりは「エンジニアの単価 × 人数 × 期間」で組まれます。そして見積もりが膨らむ最大の原因は、工数の精度よりも「仕様変更が何回起きるか」だと指摘されています(同上)。「一式◯◯万円」としか書いていない見積もりは、中身が見えないので注意が必要です。

費用を抑える、3つの考え方

  1. まず「作らない」で足りるか確かめる — 予約や決済は、ペットホテルでも使える既製のサービスがあります。設定の見直しで済むなら、それが一番安くて速い。自作とSaaSの分かれ目も参考にしてください。
  2. 必要な機能にしぼって小さく作る — わんケアlog(当社が自社開発・運営する飼い主向けアプリ)も、小さく始めて使われ方を見ながら育ててきました。
  3. 頼む相手の規模で単価は変わる — 選び方は開発会社の選び方にまとめています。

トミースタジオの場合

当社の開発は30万円〜で、初回のご相談は30分・オンラインで無料です。特定の予約サービスや管理ソフトを売っていないので、「作らないほうがいい」「今のサービスで足りる」も正直にお伝えします。飼い主向けアプリ「わんケアlog」を自社で企画・開発し、iOSで公開(Androidは審査中)して運営している経験から、作る費用も運用の手間も、身をもってお話しできます。なお、ペットホテル向けの受託実績はこれからで、まず小さく一緒に始める形をおすすめしています。

作るべきか、今のサービスで足りるか。費用の見立ても含めて、ご相談いただけます。初回の30分はオンラインで無料です。

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